容量の使用動向は、過去のデータに基づいて計算される。デフォルトでは、容量予測を計算するために考慮される最長期間は180日間です。180日までの過去データがあればあるほど、より正確な予測が計算されます。予測計算方法には、ピーク計算と平均計算があり、グローバルに設定することも、個々のオブジェクト用にカスタマイズすることもできます。容量予測は、NPMで管理されていること、データベースに十分な履歴データがあることなど、一定の要件を満たしたノード、インターフェース、ボリュームで利用できます。参考資料NPMでネットワークの容量使用傾向を監視し、容量の問題を予測する、NPMでノード、インターフェース、またはボリュームの容量を予測する、リアルタイム・ネットワーク・モニタリング・ツール

500 台のデバイスからなる新しいサブネットを監視用に追加するには、まず NPM の Network Sonar Wizard を使用してネットワーク検出を実行します。このウィザードを使用すると、IP アドレス範囲、サブネット、またはシードデバイスによってネットワークをスキャンし、監視用のノードとインターフェイスを自動的に検出して NPM に追加できます。また、検出されたデバイスの認証情報、ポーリング設定、カスタムプロパティを指定することもできます。ネットワーク・ディスカバリーを実行することで、新しいデバイスを1つずつ手動で追加することなく、迅速かつ効率的にNPMに組み込むことができます。参考文献ネットワークデバイスの検出, サブネットの指定, サブネットによるデバイスの検出

アカウント制限とは、ノード、インターフェイス、グループ、マップ、アラートなど、特定のネットワークオブジェクトへのOrionユーザーアカウントのアクセスを制限する方法です。アカウント制限を使用すると、Windowsサーバーのみを監視し、NPMが監視する他のデバイスを表示できないようにユーザーを制限できます。たとえば、ノードプロパティのOperating Systemに基づいてカスタム制限を作成し、値としてWindowsのみを選択できます。次に、この制限を制限したいユーザーアカウントまたはユーザーグループに適用します。他のオプションは、ビュー全体の可視性（ビュー許可）、ビューのレイアウト（アカウント・ビュー）、またはアラートの範囲（アラート制限）に影響するため、特定のデバイスへのユーザ・アクセスを制限する効果的な方法ではありません。
参考文献
アカウント制限でネットワーク領域へのユーザーアクセスを制限する
カスタムアカウント制限の作成

Network Discoveryは、SolarWinds NPMの機能で、ネットワークデバイスを自動的に検出してOrion Platformに追加し、監視することができます。Network Discoveryを使用して、企業ドメイン内のドメインコントローラーを照会し、スキャンしたいデバイスが登録されている組織単位（OU）を選択できます。この方法では、NPMからエンティティを追加して、1回のディスカバリーで企業ドメイン内のすべての登録済みデバイスを監視できる。他のオプションは、各デバイスを手動で追加する必要があるか、ドメインコントローラーが登録済みデバイスのリストを提供することに依存するため、Network Discoveryほど効率的で正確ではない。参考文献
ネットワークデバイスを検出し、Orionプラットフォームに追加します。
Active Directoryを使用してネットワーク上のデバイスを検出

NPMは、SNMPおよびNetFlowプロトコルを使用して、デバイス、インターフェイス、およびアプリケーションのネットワーク帯域幅利用率を監視できます。ネットワーク帯域幅利用率とは、一定時間内にネットワークリンク上で送受信されるデータ量のことです。ネットワーク帯域幅利用率が高い場合は、ネットワークの混雑、パケットロス、遅延、または電子メールの配信速度に影響を与えるその他のパフォーマンスの問題を示す可能性があります。電子メール通信に関連するデバイスやインターフェースのネットワーク帯域幅使用率を調べることで、電子メールの遅さの原因となっている可能性のあるボトルネックやネットワーク問題の原因を特定できます。参考文献NPMでネットワーク帯域幅使用率を監視する、Network Bandwidth Analyzer Pack、コマンドラインを使用してネットワーク帯域幅を監視する方法。

OID（Object Identifier：オブジェクト識別子）は、SNMP（Simple Network Management Protocol：簡易ネットワーク管理プロトコル）でポーリングまたは監視できるMIB（Management Information Base：管理情報ベース）内の特定の変数に対する一意の識別子です。ただし、すべての OID がすべてのデバイスや SNMP エージェント（MIB データを収集しレポートするソフトウェア・コンポーネント）でサポートされているわけではありません。デバイスまたは SNMP エージェントがサポートしていない OID を選択した場合、NPM (Network Performance Monitor) でそのデバイス用のカスタム・ポーラーを作成しようとすると、「OID not supported (サポートされていない OID)」というエラーが表示されます。これは、デバイスまたは SNMP エージェントがその OID の情報を持っていないか、その OID に対する SNMP 要求に応答していないことを意味します12。
この問題を解決するには、以下の手順をお試しください34：
デバイスが監視したい OID をサポートしていることを確認します。MIB BrowserまたはMIB Walkツールを使用してデバイスのMIBツリーをブラウズし、OIDを見つけることができます。また、サポートされている OID と MIB については、デバイス・ベンダー のマニュアルやウェブサイトを確認することもできます。
デバイス上のSNMPエージェントが正しく設定され、最新バージョンであることを確認してください。OID をサポートするために、SNMP エージェントをアップデートしたり、いくつかの機能や拡張機能を有効にしたりする必要があるかもしれません。また、SNMP エージェントのログやステータスにエラーや警告がないか確認してください。
SNMP の認証情報と設定が正しく、デバイスの設定と一致していることを確認してください。デバイスと通信するために、異なる SNMP バージョン、コミュニティ文字列、ポート、またはタイムアウト値を使用する必要がある場合があります。SNMP Test ツールまたは UnDP (Universal Device Poller) アプリケーションの Test ボタンを使用して、SNMP 接続をテストすることもできます。
NPMサーバーとデバイス間のSNMPトラフィックをブロックしているネットワークの問題やファイアウォールがないことを確認します。ファイアウォールやルーターで SNMP プロトコルとポートを許可するか、別のネットワークパスまたはインターフェイスを使用してデバイスに到達する必要がある場合があります。PingツールやTracerouteツールを使用して、ネットワークの接続性や遅延を確認することもできます。
参考文献1: OIDとは5, 2: OIDはサポートされていません, 3: 不明なノードのトラブルシューティング, 4：
SNMPに関する問題のトラブルシューティング

NPMで監視しているルーターが再起動すると、インターフェースのインデックスが変更され、NPMでインターフェースのステータスが不明になることがあります。これは、NPMがインタフェースのインデックスを使用してインタフェースを識別し、ポーリングするためです。
この問題を解決するには、NPMから不明なインターフェイスを削除してから、そのノードのリソース一覧を実行して新しいインデックスIDを持つインターフェイスを検出する必要がある。その後、インターフェイスを NPM に戻して監視を再開することができます。参考文献
インターフェイスインデックスの変更を許可する - フォーラム - Network Performance Monitor (NPM) - THWACK Products NPMでインターフェイスプロパティを編集する - SolarWinds SCP Study Aid - SolarWinds (page 6)

SolarWinds NPMは、設定変更、デュプレックスの不一致、CPU使用率など、イーサネット・スイッチのさまざまなメトリクスを監視できます。設定変更は、Network Configuration Manager（NCM）統合機能によって追跡され、設定ファイルの表示、比較、リストア、および設定変更に関するアラートの受信が可能です1。デュプレックスの不一致は、トポロジー・ポーリング機能によって検出されます。この機能は、接続されているデバイスとインターフェースのデュプレックス・モードを収集して表示し、不一致がある場合にアラートを表示します2。CPU使用率はSNMPポーリング機能によって監視され、スイッチのCPU負荷のほか、メモリ使用率、インターフェイス統計などのパフォーマンス・メトリクスを収集して表示します3。バッファ・ミスは、NPM がサポートする標準 SNMP MIB の一部ではないため、NPM では監視されません。参考文献NPM を使用してネットワーク・デバイスの設定変更を監視する。NPM でデュプレックスの不一致を検出して予測する。スイッチおよびルーターの CPU 負荷、メモリー使用率、およびバッファー使用率を監視する；
[バッファー・ミス - フォーラム]。
SolarWinds Network Performance Monitor（NPM）は、ネットワークデバイスの幅広いメトリクスを提供するように設計された包括的な監視ソリューションです。イーサネットスイッチの場合、NPMは設定変更、バッファミス、デュプレックスミスマッチ、CPU使用率1などを監視できます。

NPMは、ルーター、スイッチ、ファイアウォール、サーバー、仮想マシンなど、さまざまなネットワークデバイスやインフラストラクチャを監視できます。しかし、デバイスの中にはSNMPやWMIなどの標準プロトコルに対応していないものや、NPMがそのままでは監視できない特定のメトリックを持つものもあります。このような場合、管理情報ベース(MIB)で構成されるオブジェクト識別子(OID)を使用することで、NPMの監視を非標準デバイスにまで拡張することができます。OIDは、MIB内の変数を一意に識別する数値文字列です。
MIBは、デバイス上で監視できる変数のプロパティと値を定義した階層型データベースです。デバイス固有のMIBをSolarWinds MIB Databaseにインポートし、MIBのOIDに基づいてカスタムポーラーを作成することで、デバイスで利用可能なあらゆるメトリックを監視できます。また、専用または既存のリソース12を使用して、ポーリングされたデータをWebコンソールに表示できます。参考文献
NPMでカスタムモニターを作成する - SolarWinds
SCPスタディエイド - ソーラーウインズ (10ページ目)

NPMがサポートしていない統計をすぐに確認したい場合は、Device StudioのManage Pollers機能またはUniversal Device Pollers（UnDP）機能を使用して、デバイスから必要な統計を収集できます。どちらの機能でも、管理情報ベース（MIB）とオブジェクト識別子（OID）に基づいて、SNMPが提供するほぼすべての統計情報のカスタム・モニターを作成できます。また、カスタムポーラーを特定のデバイスに割り当て、ポーリングされたデータを Orion Web Console で表示し、アラートやレポートでデータを使用することができます。この 2 つの機能の違いは、Manage Pollers がカスタム・ポーラーの作成と管理を簡素化する Web ベースのインターフェイスであるのに対し、UnDP はより高度なオプションと柔軟性を提供するスタンドアロン・アプリケーションであるという点です。デバイステンプレートとアプリケーションモニタテンプレートは、デバイスからカスタム統計情報を収集するために使用できる機能ではありません。これは、特定のデバイスタイプまたはアプリケーション用の定義済みモニタセットであり、NPMがすぐにサポートします。参考文献
NPM で監視するカスタム統計を定義する。
Device Studioを使用したポーラの管理
[ユニバーサル・デバイス・ポーラーでOIDに基づくカスタム統計を監視する]。